『闇金ウシジマくん』という漫画を読んでみました。TVドラマ化もされており、なかなかインパクトのある漫画です。主人公は、10日で5割の金利でお金を貸し付ける、ヤミ金融業者のウシジマくんです。同じくヤミ金業者が主人公である、『ミナミの帝王』では、主人公の萬田銀次郎が10日で1割の超高金利でお金を貸し付けます。俗に言う、「トイチ」の利息ですが、このウシジマくんは、その5倍、10日で5割です。「トゴ」です。ヤミ金の漫画というよりも、ヤミ金から借り入れをした人の繰り広げる人間ドラマが非常に引きつけられるものになっています。何話かでひとつのまとまりのエピソードが繰り広げられますが、ラストは、たいていブラックな結末が待っています。
もともと、ヤミ金融からの借り入れについては、出資法違反の暴利については無効であり、支払いの必要はありませんが、暴利を貪る目的で貸し付けた場合には、その貸付元金についても返済の必要がないという最高裁判決がありますが、『ウシジマくん』では、法律はあまり登場しません。法律ではなく、借りた側も貸した側も、知恵と度胸で対処していきます。ただ、上記のとおり結末はブラックな場合がほとんどなのですが(笑)。
他にも、法律を扱った漫画で面白かったのが、『カバチタレ!』というものがありました。主人公は、法律の力で社会的弱者を救いたいと願う行政書士です。弁護士法72条には、「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件・・・その他の法律事務を取り扱い・・・をすることを業とすることができない」とされており、行政書士は法律事務を業とすることはできないのですが、この漫画では、弁護士並みに法律問題に関与していきます。本作の登場人物のセリフで、「日本には弁護士が不足しており、事実上その不足を行政書士や司法書士が補っているという事実がある」という発言があり、確かにそのとおりです。最近でこそ、司法書士には簡易裁判所の代理権が付与され、弁護士の数も増えましたが、かつては司法過疎と言われる、相談したくても、法律相談の窓口がまったくない地域が多くありました。
この漫画は、作者が行政書士であることもあり、漫画の中心的な素材となるのは、法律知識であり、その使い方です。読んでいると、結構幅広い法律知識が身に付きそうです。こちらの漫画に関しては、『ウシジマくん』とは違い、ハッピーエンドが多く、読んだ後ホッとするものが大半です。
もともと、ヤミ金融からの借り入れについては、出資法違反の暴利については無効であり、支払いの必要はありませんが、暴利を貪る目的で貸し付けた場合には、その貸付元金についても返済の必要がないという最高裁判決がありますが、『ウシジマくん』では、法律はあまり登場しません。法律ではなく、借りた側も貸した側も、知恵と度胸で対処していきます。ただ、上記のとおり結末はブラックな場合がほとんどなのですが(笑)。
他にも、法律を扱った漫画で面白かったのが、『カバチタレ!』というものがありました。主人公は、法律の力で社会的弱者を救いたいと願う行政書士です。弁護士法72条には、「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件・・・その他の法律事務を取り扱い・・・をすることを業とすることができない」とされており、行政書士は法律事務を業とすることはできないのですが、この漫画では、弁護士並みに法律問題に関与していきます。本作の登場人物のセリフで、「日本には弁護士が不足しており、事実上その不足を行政書士や司法書士が補っているという事実がある」という発言があり、確かにそのとおりです。最近でこそ、司法書士には簡易裁判所の代理権が付与され、弁護士の数も増えましたが、かつては司法過疎と言われる、相談したくても、法律相談の窓口がまったくない地域が多くありました。
この漫画は、作者が行政書士であることもあり、漫画の中心的な素材となるのは、法律知識であり、その使い方です。読んでいると、結構幅広い法律知識が身に付きそうです。こちらの漫画に関しては、『ウシジマくん』とは違い、ハッピーエンドが多く、読んだ後ホッとするものが大半です。
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